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藤本

05/16(木)

家づくり最新補助金情報2024 その④ ~地域材利用木造住宅利子補給制度 & えひめ県産柱材プレゼント~

こんにちは!こんばんは!おはようございます!
営業設計の藤本です。

補助金・税制情報も今回で4回目です。
今回は、家に使う木材の一定数量を「県産材」とした場合に
狙える補助金をふたつご紹介いたします。

 

一つ目は、「地域材利用木造住宅利子補給制度」です。(以下、令和5年度の場合です。)
住宅ローンの相談をするのに、
金融機関に行ったことのある方は、
ポスターが貼られているのをみたことあるのではないでしょうか?

この制度は、愛媛県内における木造住宅の建設促進と、
県内で生産される地域材の利用拡大を目的としています。
自らの居住を目的とする一戸建て住宅を、
県内で新築・購入される方が、
住宅の主要部材に50%以上の地域材を使用し、
指定金融機関の融資を受ける場合、
最長5年間の利子補給を受けることができる、というものです。

対象となる住宅は、
地域材を住宅の主要部材に50%以上利用
■ 住宅部分の床面積が75㎡以上
県内に事務所のある施工業者により建設
■ 在来工法又は枠組壁工法により建設
です。

利子補給金の内容は以下の通りです。

ざっくり言うと、
建てるお家の地域材利用率が50%~70%であれば、
基本融資分(上限800万円)について、
適用利率年1.0%以内、×5年なので、
800万円×1%×5年=40万円が、
5年の半期ごと(10回に分けて)に、
銀行に払った利子がキャッシュバックされる、
というイメージですね。
(県産材比率が高くなれば、適用利率もアップします。)

申し込みの方法としましては、
■ 指定金融機関への融資本申込時に、各指定金融機関の窓口でお申込みください。
■ 年間の募集戸数(350 戸)に到達した場合は、申し込みの受付が締め切りとなることがあります。
■ 例年、前期(4月~)・中期(8月~)・後期(12 月~)の3期に分けて受付を行なわれています。

 

二つ目は、えひめ県産柱材プレゼントです。(こちらも、以下、令和5年度の場合です。)

県産材を使用して木造住宅等を新築される方に、147,000円を上限として、
品質の確かな県産の柱材1棟分を無償提供します。
また、県産森林認証材を使用される方には、上限を179,000円に拡充し、
県産森林認証材の柱材1棟分を無償提供します。
(森林認証材とは、持続可能な管理がなされた森林と、
そこから切り出された木材であることが証明された、環境に配慮された木材です。)

 

対象となる住宅は、
① 県内において、自らが5年以上使用するために建築する住宅等
② 主要部材に地域材を概ね80%以上使用し、延床面積80㎡以上の住宅等
③ 森林認証材の場合は、②の条件に加え、
主要な柱材である通柱、管柱に森林認証材を概ね80%以上使用する住宅等
④ 建設中、愛媛県林材業振興会議から貸し出されるのぼりを設置するとともに、
構造見学会等を行うなど、PRに協力することができる住宅等
⑤ 完成後、アンケートに答えるなど3年間のモニター協力ができる住宅等
⑥ 建築基準法及びその他関係法令(用地等も含む)を遵守して建築する住宅等
⑦ 国が実施する地域型住宅グリーン化事業等における地域材を使用することによる補助と重複しない住宅等

 

【募集棟数】(あくまで例年告知されている棟数です。変更される場合もありますのでご了承ください。)
第1期 130棟(県産柱材:110棟 森林認証柱材 20棟)
第2期 130棟(県産柱材:110棟 森林認証柱材 20棟)
第3期  40棟(県産柱材: 30棟 森林認証柱材 10棟)
ただし、梁・桁上乗せ助成は30棟、二世帯上乗せ助成は15棟、
CLTを使用した場合の上乗せ助成は5棟とする。

 

【受付期日】(超ざっくりですが…)
第1期 例年だいたい、4月1日以降~
第2期 例年だいたい、8月1日以降~
第3期 例年だいたい、12月1日以降~ です。

 

申込者の決定方法は、先着順です。(募集件数に達した時点で終了)

また、上棟時期にも期日があるため、
建築会社との間で、精度の高い工程スケジュールが
確約してもらえるかどうかもポイントになります。
(建築会社側が、約束していた上棟期限が守れなかったために、
補助金申請が無効になるケースも結構あるらしいので、気を付けましょう。)

 

ちなみに、アンカーホームデザインは、
標準仕様で、これら二つの補助金に対応しております!
(※延床面積について、各々の基準を満たすことが前提条件ですが…)

我々が、県産材にこだわる理由はいくつかあります。
・地域で育った木でつくられた家は、その地域の気候にも合って長持ちする
・県産材を多く活用することで、地域経済にも好循環を促し、企業として地域に貢献できる
…といったところでしょうか。

 

最後に、これら2つの補助金についての一番の押さえどころは、
受付時期が、4月・8月・12月に分かれている、ということです。

つまり、依頼する建築会社を早い段階で選定し、
お客様自身の融資申込時期や上棟時期について、
補助金の受付時期とうまくスケジュールを合わせるべく
建築会社と、しっかり打ち合わせ・段取りできるかどうかが肝要、ということです。

会社選びで迷っているようでは、せっかくの補助金も逃してしまいます。
結局、信頼できるパートナーと出会えることが大事ってコトなんですよね。

では、また来週~!